かつてこの世界を創造した神々

龍である


時を経て

今の『人』の姿なり



今は蛹

蛹の殻が人の姿



蛹の姿で生まれた神々

殻にに囚われし

ゆえに『呪い』となり

大元へ還れぬ



神は本来 千変万化

しかし蛹で生まれた神は

殻に囚われ殻を作り

殻の外へ出られぬ呪い



神が人となったはずが

人が神となったゆえ

逆さまの歪み生まれ

業の殻から抜け出せぬ



理(ことわり)曲げた無限の輪環

歪みの中であがいても

殻の中が世界のすべて

どこまでいっても抜けられぬ




殻を内から破れねば

外から割るしか仕方なし

ゆえに龍神荒れ起こす

巣立たすために荒れ起こす



殻は次元の壁となり

神世に還れぬ輪廻の業


神、人、和して神人なれ

龍、人、和して龍人なれ

新しき翼を広げて

殻の壁超えて宙(そら)へ飛び立つ




人の魂の大元は響き

響きが和して光が生まれ

光が和して力が生まれ

力が和して流れが生まれ

流れが和して龍となり

龍が和して鬼となり

鬼が和して人となり



人が和さねば次へはゆけぬ

響きと和し

光と和し

力と和し

流れと和し

龍と和し

鬼と和す


殻を破るは元と和す

理(ことわり)に還り

理(ことわり)と和す



理(ことわり)が縦糸

形(かた)は横糸

縦糸に横糸結ぶが機織り

横糸に縦糸絡めてきたゆえ

もつれにもつれし



魂は変幻自在の龍

形にこだわり形に囚われ

自ら業を生み出し囚われ

生命の本質忘れたまま

形を生命と思う囚われ



形は本来魂の現れ

しかし形に囚われ放さぬ

業の輪廻の魂

中身と器が食い違い

人ならざる魂が

人の形となる世界

人形(ひとがた)の中にあるものは

人と蛭子(ひるこ)の交じった姿

人と獣の交じった姿

さ迷う幽鬼の交じった姿

さ迷う霊と重なる姿



自分が何であるかさえ

すでに忘れてしまった魂


火水で練り上げ生まれた形代

そこに重なる霊(ひ)である自分

千変万化の龍から生まれし

大和の民は霊(ひ)の元(もと)の民



理(ことわり)正して縦糸解き

過去と和さねば未来は織れぬ

過去と今を隔たる殻を

割らねば岩戸は開かれぬ


過去を途絶うれば未来を断つ

岩戸開かねば未来無し