月の世とは何であるか?
『左の渦だけで和合は出来ぬ。人からの右の渦あって和合である。』
『求めねば得られん道理。』
さらに言霊は告げる
『とうに産まれておるぞ。』
何が?
『新しき神(かみ)』
どこに?
『ここに。』
・・・・・
『昨春何処へ行った?種(天照御霊)を子宮(竜宮)へ授け産屋(大原)へ行き産腹(琵琶湖)の産道(竹生島)から誕生させたであろう。』
一瞬の言霊にぎっしりと詰まった言葉が返る
『厳島で何が始まった?』
更なる問いかけ
『新しき火水(かみ)である』
いや、あれは龍神・・・
思うとすかさず言霊が返ってくる
『生まれるは一つに非ず。三界に生まれる。』
それが神人和合の理(みち)
神の火(意)を迎え
おのれの火(意)として
誠の柱で水(身)を結ぶ
火で水を結ぶが神(火水)となる
『新しき神、新しき神人が新しき世を創る。』
『道はここにあり。すでに答えある。』
祈り間違わば水(身)で火を結ぶ
身慾と神の火交わるはずなく
ゆえに曇りて蛭子とならん
蛇や狐狸の姿した
蛭子であふれんばかり
蛭子が神の姿して
偽り謀(たばか)り情けに溺れる
『祈り(意乗り)間違わば蛭子生まれる道理わかるであろう。もはや蛭子で溢れおる。蛭子に憑かれた人で溢れおる。』
『蛭子は海に流さねばならんのである。』
『もはや理(みち)は出来た。進むか進まぬかだけである。』
神を生むか蛭子を生み続けるか?
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