天地の巡りは横の巡りばかりでなく
縦の巡りもあること忘れ
ゆえに天地荒れ狂う
横の巡りは自然の巡り
自然と命が調和した巡り
縦の巡りは御霊の巡り
草木は虫に食され出世
虫は獣に食され出世
獣は神に身を捧げおる
しかるに人はその身を与えぬ
人がその身を与えるは神
神の器となるが霊戸(ひと)
そうして神は大地に海に
御蔭を捧げて巡りとなる
人の我が
巡りを止めて数千年
ゆえに巡りが滞り
天地に御蔭が行き渡らぬ
行き渡らぬから巡り狂うて
天地が荒れる道理なり
道理を曲げるを『悪』と言う
天地自然の道理を曲げて
知恵がすべてと思う『我』が
巡りを曲げる『悪』である
道理を折る知恵『理屈』である
我が身を神にささげたとて
我(われ)が無くなるわけで無し
我(われ)は神と一体なりて
御霊は神へと育つなり
しかれど『我(が)』に執着して
道理を曲げて『霊戸(ひと)』なるを捨て
巡りを止めた『霊止(ひと)』となりけり
岩戸が何かわかるであろう
凝り固まった『我』こそ岩戸
自分で閉めた岩戸である
神は岩戸など閉めはせぬ
伊弉諾神は岩戸は閉めぬ
岩戸閉めたは偽りの
伊邪那岐と名乗る悪神である
同じ名の神 二柱ある
善悪真逆の二柱
人の心に『我』の大岩を
植え付け岩戸を閉めた悪神
道理を曲げた『悪』である
巡りを止めた『悪』である
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