多くの人は世界がどれだけ大きな闇に包まれているか知らない
人々が見ているものは、わずかに闇の中にあてられたスポットライトに照らされた部分
そこは単なる舞台に過ぎない
演出され創り出された舞台なのである
真っ暗闇にポツンと照らされた舞台
それが世界の全てだと思っている
闇を照らすとは
知られたくない、見られたくないものを照らすということ
光とは
闇を照らすもの
自ら光となるとは
自らの闇を照らすこと
自らの闇を照らさずして光とはならない
光とはスポットライトのごときものではない
それは照らされた部分以外は闇のまま
誠の光とは
四方八方縦横十方照らすもの
自らの闇を照らし
闇を闇ならずものとし
光り続ける
神の光は闇を祓う
その光を恐れ垣根を作り蔭に隠れる
人の性(さが)
自らの闇を照らされぬため
他の闇を照らさぬ
そうして暗闇の世となりけり
誠の光を出せるもの
指折り数えて待っておる
一人か二人か三人か・・・・
勝手都合の光は要らぬ
闇を抱えし光は闇を色濃くするばかり
光光というなれど
勝手都合の光の周りに色濃く染まった闇が溢れる
自らの闇を照らさずば
神の光は顕せぬ
スポットライトの強い光に目がくらみ
光に群れて闇を見るを忘れし魂
内に闇無くば外に闇は生まれぬ
外に闇無くば内に闇は生まれぬ
内のごとく外も然り
内に生まれる闇は外の闇の顕れ
外に生まれる闇は内の闇の顕れ
自らの闇を照らさずば
闇は祓えぬ道理
外の闇を無視しては
内の闇は祓えぬ道理
天照地照(あまてらすくにてらす)
天(あめ)は内なり
地(くに)は外なり
内外照らして天晴れ光となる
四方八方十方光の世となる
一方のみの光は光に非ず
十方照らして光なり
闇を照らし受け入れよ
貧・瞋・痴(どんじんち)
三毒光で飲み込み照らせ
三毒抱き参らせよ
闇に潜めば毒となれども
光の下で徳と成せ
闇に潜む悪なれど
光で照らし善と成せ
毒徳表裏一体
善悪表裏一体
光と闇も表裏一体
闇有るゆえ光あり
闇無くば光無し
陰陽の理(ことわり)
光と闇の理(ことわり)
表裏一体分離ならぬもの
闇を照らすとは
闇を排するに非ず
闇を受け入れ光と成す
表裏一体陰陽調和を成す
闇に染まらず光に惑わされず・・・
調和の巡りを生むが日月(ひつき)
天を照らし地を照らすものなり
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