月の女神




月は鏡

あらゆるものを映し出す鏡

ゆえに月の龍は

様々な色を醸し出す


千変万化する彩は

千変万化の名を持つ女神


日の光を受け金色に輝き

五元の生命を映せば色とりどりに

虹彩放つ虹となる

闇にありては闇映し

光にありては光映す

しかれど決して染まることなし


月の龍神

月の女神

日を映し現わし世を生む月なり






人の心の火が映り

この世の姿に現れとなる

その火は『如何に?』


この世に映りた在り方見れば

人の心の火は明らかなる


火は霊(ひ)の意(おもい)

その霊(ひ)は『如何に?』

禍霊(まがひ)か依霊(よりひ)か獣の類(たぐい)か

それとも神の霊(ひ)顕れあるか



心の火種の在り方が

この映し世の姿となる

心に巣食ったバベルの歪み

神の霊(ひ)歪めた禍霊(まがひ)の歪み



悪の巡りを掃除せよ

心に立てたバベルを崩し

ありのまま映す心の鏡

明鏡止水の平らな鏡


誠の心は誠の鏡

神の火真っすぐ映し出す鏡

歪みあれば柱は歪む

曇りあれば光は映らぬ


真っ平に

曇りなくなるまで磨け

御魂磨きは鏡磨き

平らな心で日を映す

月となりて日月の神なり


霊(ひ)と身(み)和して火水(かみ)となる

日月の神示は火水の理(みち)なり

生まれ赤子の瞳に映るは

愛と喜びの世界だけ

童(わらし)の目となり世界を見れば

火水(かみ)が溢れる世界と成る



月の女神は真っすぐ映す

人の心を真っすぐ映す

真っすぐ映った心が現れ

世界は姿を変じ行く



月の女神は長らく隠され

鬼の居ぬ間に月穢されし


しかれどそれを望んだは人

人の性(さが)の不完全さ

その不完全なればこそ

陰陽善悪巡りて栄える

五行バラバラあるから栄える


悪の極みわからねば

善の極みもわからない


悪を悪で終わらせぬのが

神の仕組の神業よ

人は神の中にあり

神も人の中にある

グレンと返す神業よ

それが理(ことわり)

それが理(みち)

けっして曲げるは叶わぬ大理(たいどう)である