月は津基
津の基なり
天地(あめつち)渡す浮橋なり
対馬は津島
津基の島
外内渡す浮橋なり
対馬に眠る豊玉は
月に眠るかぐやなり
天の浮橋 穢されて
映りて津島も穢された
天岩戸を押し開き
天沼矛(あめのぬぼこ)を逆立てて
三又の沼矛突き(月)立てん
檻に隠した三ツ星の
三又の沼矛突き立てん
豊玉姫は目覚めたまい
対馬の防人目覚めたまい
悪に穢れた浮橋(月)を
剣と槍で祓い清めん
『カモ破(わ)れて
トヨタマ姫も 渚にて
猛(たけ)き心に 泳がせば
竜(たつ)や蛟竜(みずち)の 力得て
恙(つつか)も和(な)みの 磯に着く』
祈りの龍が天に昇り
天叢雲(あめのむらくも)押し別けて
天の浮橋 祓い浄めん
0コメント