昨晩・・・・
静かな宮島の海辺でライトアップされた厳島神社を眺めながら、島の【大元の神】とずっと語り合っていた。
力
『ところで、何しに来た?』
「??・・・・呼びましたよね?」
『ああ、確かに呼んだ。で、何しに来た?』
のっけから戸惑う
『では言い方を変えよう。何を求めて来た?』
「・・・・・・あ!!」
確かに「何か?」が起こるのを期待して来た自分が居る。
その思いに対して
『何を求める?すでに在るのにこれ以上何を求める?』
まだまだ力不足という思いがある。
だからもっともっとと求めていた。
『力とな何ぞや?』
「力とは・・・・」
自分に足らない力を想像していると
『すでに充分与えてある。神は与えっぱなしじゃぞ。』
それでも全然足りていないように思う。
『目の見えんものはちゃんと耳で鼻でものを見る。それはその者の力じゃ。』
『目に見えると耳や鼻で見えるものが見えんようになる。』
「なるほど。」
『で、何しに来た?』
「だから呼んだから・・・・あっそうか!」
『そうじゃ。見えんでも見えとるわけじゃ。聞こえんでも聞こえとるわけじゃ。』
確かにおっしゃる通り・・・・
『おぬしが思う力はさしたる力ではない。それで何が出来るというのか。たいしたことは出来ん。神の本当の力とはそんなものではない。』
人が【奇跡】と思うような数々の力など、この神にかかったら本当に大したことではないだろう。
『必要ないものは無いほうがいいから無いのじゃ。あると困るから無いのじゃ。わかったか。』
「よくわかりました。」
『ではもう一度聞く。おぬし、何を求める?』
「あなたを」
『そうか、では磨け。御魂をとことん磨いて水晶玉とせよ。光を十方に届くように一点の曇り無く。四方八方と縦横で十方じゃ。それで上下がグレンと成る。やってみよ。』
「・・・・・・・グレン(^^;)」
珠
「珠とは?」
『満珠(みつたま)干珠(ひるたま)とは力の珠じゃ。潮が満ち干きする力。月と地球(ちだま)にある力。月には豊玉姫、地には玉依姫。引き合う力の神が調和を保っておる。』
『真澄珠(ますみのたま)は地球(ちだま)の霊(ひ)。すべての物に霊(ひ)がある。地球も同じ。初めに霊(ひ)が生まれやがて身(み)が出来る。日月の理(ことわり)、火水の理。
地球の霊(ひ)は水晶玉の如き真澄の珠であったが、それが今では曇り濁りどうしようもなくなっている。』
「地球の霊(ひ)からどうやって今の身(み)となったのか?」
『月星の身を頂いておる』
「なるほど・・・満珠干珠ですか。二人の姫はもしかしてかぐや姫?」
『かぐやは一人月に帰ったの。それゆえ月と地は調和となった。』
「・・・・・・・・・・」
いろいろ想像していると、こちらのの想像に答えるように
『よいか、グレンじゃぞ。』
「!!・・・・・・・・・・・」
真澄の珠と満珠・干珠が動くとき【グレン】と天地がひっくり返る。
地球の霊(ひ)である真澄珠を水晶玉の如くするために・・・
再び『グレンじゃ』
それだけ・・・・・
時
『神話は過去のことであるが未来でもある』
「・・・・?」
『現世(うつしよ)では時間は一方的なれどこちらからは違う』
『因縁の御魂とはなんの因縁じゃ?』
『そもそもお前は誰じゃ?以前ここへ来たときに言ったから知っておろう。では因縁の御魂とはなんじゃ?』
「・・・・自分に関係のある因縁。その時の因縁。」
『それは過去でもあり未来ともなる』
「過去を繰り返すと?」
『そうではない。過去と未来の結びじゃ。』
「・・・・・?」
ますますわからない
『語られる神話や話が【型】となり【ひ】が出て【み】となる。』
「!!」
『グレンと結びじゃ』
「・・・・・・・・」
『どうじゃ?因縁の御魂とは?』
・・・・・・・
『型を出せ』
翌日になっても時折対話になる。
思いに思いが返ってくる。
ほんの一部ですが昨日今日の対話のやりとりです。
疑問を追いかけ何がしか辿り着くと思いが返ってくる。
そんな対話が続くのかもしれません。
また追って書いていきたいと思います。
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