はじめに言葉ありき。

言葉は神と共にあり、言葉は神であった。

言葉は神と共にあった。 

万物は言葉によって成り、言葉によらず成ったものはひとつもなかった。 

言葉の内に命があり、命は人を照らす光であった。 

その光は闇の中で輝き、闇が光に打ち勝つことはなかった


ヨハネの福音書




天地を照らす太陽の神が隠された

岩戸を閉じられ地上から光が消えた

太陽が隠され光を失い

闇夜を照らす月も消えた




神は言葉

言葉は神

神を隠すと同時に

言葉も隠された

ヨハネ(48音)の言葉

ひふみの言葉


日月の神が隠されて

ひふみの言葉も隠されて

世界の岩戸が閉じられた





エヘイェ・アシェル・エヘイェ(我は在りて有る者)


在りて在るもの

それは神の名か?





道(みち)の道とすべきは、常の道に非ず。

名(な)の名とすべきは、常の名に非ず。

名無きは天地の始め、名有るは万物の母。

故に常に無欲にしてその妙を観、常に有欲にしてその徼を観る。

この両者は同じきに出でて而も名を異にす。

同じきをこれを玄と謂い、玄のまた玄は、衆妙の門なり。

(老子)



名はその時の見え方の表れに過ぎず

名にこだわるは慾である

名は言葉

日の光を映す月



在りて在る

何処にも在る

あまねく在る

在るべく在る

在るがまま・・・・

それが道


道を映す言葉

在るべくある姿を映す鏡

それが月



在りて在る日が隠されて

姿を映す月が隠され

岩戸を閉められ

暗闇の世となりけり


戸棚開きて鏡出し

岩戸開きと偽って

曇りた鏡で世を照らし

薄暗がりの世となりけり





在りて在るもの

日であり火であり霊(ひ)であるもの

万物の父なり


姿なきものの姿を映すもの

姿なきものを顕すもの

月であり水であり言であるもの

万物の母なり


日月揃って火水(かみ)なり

霊(ひ)と言(み)揃って神なり





日本は神国

それは「言葉」があるから

あまねく神が行き渡りし国

48音(ヨハネ)の水言(みこと)あまねく行き渡るがゆえ

八百万の神が映り栄える



万物の現象に言葉あり

光にも

音にも

流れにも

ゆらぎにも

名があり言葉がある

水言幸わうゆえ火水(かみ)幸わう



在りて在る者に名が生まれる

水言によりて尊(みこと)成る

神が神として姿を持つ国

日の本は霊(ひ)の元つ国

霊(ひ)の火を水言で顕し身(み)で事をする

御言が水言となり身事となりゆくとき

尊(みこと)なり


天上天下 唯我独尊

神を現わす尊(みこと)なり