【相克】となりし【鏡】の世界

*北陸・敦賀の【清明神社】の「祈念石」

 この石に込められた清明の祈りの念が答えに導いてくれたと思う・・・





日月の歪み生まれたは

恐れ

日に対する憧憬

そして畏れ

あまりに強い日の光を目の当たりにして

日に恐れを抱き

日を押し込めて

月を日とした



あるがままを歪めた日月の理

それが五行「相生」の理を反転させ

「相克」の世界となる



「相克」の世界の日

それは太陽に見立てた月

ゆえに世界は『夜』となる



「相生」はあるがまま

そのあるがままを歪め

「最適」を求め「相克」する

出るものを押さえ

へこみを無理に引き出す


火には水を

水には土を

出るものを打ち消し「最適」を求め

「相克」し続ける



日が消えれば月も消える

しかし

月の世と言えど本来の月に非ず


太陽の光を受ける鏡

月の光を受ける鏡

鏡を月に見立て

映る光を日月と成す



しかし鏡は『恐れ』に歪み

日月の姿も歪めし

日も歪み

月も歪み

歪みに合わせて世界も歪む





日月の神のお出ましは

日月の在り方を元に戻す

恐れに歪んだ鏡の世は終わり

本当の朝日を迎え月夜を迎える



自分の在るがままを生きよ

それは歪められた鏡に映る自分ではない

「最適」な自分ではなく「最善」の自分を生きよ

そこに「恐れ」はもはや要らぬ


歪んだ鏡の世界から抜け出し

誠の鏡を心に抱け

心を磨き

魂を磨き

「恐れ」の歪みや曇りを祓え


自分が歪(いびつ)と映るのは

もともと鏡の歪みあるゆえ

あるがままの姿こそ

【神】を映す

鏡(かがみ)から我(が)を祓え

すなわち神(かみ)となる