運命(さだめ)の糸




自らの世界を救うは自らの行いあるのみ

他人は誰も手出しは出来ぬ

自らの運命を司るものは自らのみ



運命の糸を織るために生まれてきた

運命(さだめ)は定め

自ら定めた糸を織り成す

その定めに気付くための導き

導きは自らが与え受け取るもの

自ら決めた道に気付くこと


自ら運命(さだめ)た糸

その糸を手放すは自らを放棄すること

誰かに委ねるも放棄すること


導き途絶えたのは糸がもつれたから

もつれ捻じれ道が引かれない

道を失い空回りする

糸を織り成すことが出来ない

運命が織られない

ゆえに空回り



神に委ねるは自らに委ねること

神を顕すは自らを顕すこと

自らの中にある神の光

その光の筋が運命の糸



定めた場所に降りて生まれ

定めた場所で生きる

定めた姿で

定めた在り方で

定めた大地と人と共に

天・地・人

定めの糸を結び織り成し

世界の織物を機織る定め



自らの世界を創るは自らの行いあるのみ

自らの世界を救うのは自分だけ

自らの世界を救え

自らの世界に手を差しのべ

自らの世界にある天・地・人に手を差しのべ

自らを救うことが世界を救う



溺れ流され絡まりねじれた

自らの運命(さだめ)を救いて取り戻し

ねじれた世界に抗い

運命(さだめ)を生きる



弥勒世は

運命(さだめ)の糸を機織る世界

その世界の扉を開くは

運命(さだめ)あるのみ