捨てるもの 捨てるべからざるもの





『引き寄せの法則』という恐れと欲望を利用した「飴と鞭」を使ったセミナービジネスが蔓延して久しい。

現状の不満、不安を利用して、先に『脱出口』があるという「飴と鞭」

ハーメルンの笛吹き男が笛を吹くまま付き従うネズミとなるなかれ・・・






自分の現状の不満がいったい何であるのか?

不安の原因がいったい何であるのか?



不満の感情が起こる「場面」は様々ある。

生きていれば当たり前のように起こる。

それが怒りと結びつき

恐れと結びつき

不安となり

焦りとなり

数ある「不満」の中で最も手近な「不満」の解消に向かう



本来、魂が決めた生がある

その生と現在の生が一致していなければ、どんなに欲求を満たそうとも不満は消えない。

今の自分、置かれた状況、様々なものを見て考え迷いながら

それでも見いだせない「不満」を打ち消す道


苛立ちが焦燥感を煽り背中を押す・・・

しかし「行く先」が定まらないままだから

不安は募るばかり

不安が恐れを呼び起こし、そこから逃れるためにひとときでも「安心」を得たい・・・

それが偽りの「笛の音」であろうと・・・である。




自分の現状は自分の選択のさきにあるもの

人は常々自分で選択してきている

誰かのせいにするのも選択

「仕方ないから」も選択

何も選ばないことも選択である



では

自分はいったい「何」を選択してきたのか?

「何」を選択したから今ここにいるのか?


その選択してきたことの中に「捨てるべきもの」と「捨てるべからざるもの」がある。





幼き頃

自分は「何」を大切にして「何」を選択していたのか?

10代の頃、20代の頃、30代の頃は?


産まれて今まで無数の「選択」をしている。

その数々の「選択」の中で唯一【変わらずあるもの】

自分の選択の【軸】となっているもの

自分が生きる【軸】となっているもの

それは『捨てるべからざるもの』

魂が持ってきた生きる【軸】である。



『捨てるべからざるもの』は決して捨てられない。

それは執着などではなく『目的』であるから。

それがあるから今の「生」がある。

しかし、その【軸】に様々なものが巻き付き絡まり

【軸】を見えなくしてしまっている。




言葉を創りし神は、言葉の始まりから答えを告げている。

選択と洗濯

【選択】を【洗濯】せよ

それが答え

そして【答え】は【応え】である。

【選択】の答えは【洗濯】することで応えある

捨てるべきもの

捨てるべからざるもの

きっちりと【洗濯】して立て分けて【選択】せよと・・・



【軸】に巻き付き絡まった蛇を断って

自分の真ん中に消えることなく輝き続けていた自分の【軸】を洗いだせ

それが【直霊(なおひ)】

神と繋がる【柱】である

自分を生きる【剣】である