運命(さだめ)の機織り




幾重にも重なる光の糸を紡ぎ

織重ねて機を織るような夢を何度も見せられた

あまりに緻密で複雑で

それでいて美しい織物が織られてゆく


目覚めても眠った気がせず

眠るたびに疲れが増してゆく



食べるものが変わり

食べ方が変わり

眠り方が変わり


意識が変わり

身体が変わり

思考が変わり

動きが変わり



ようやくそんな時期を終えて

回復期に入ったかな?と思えるようになった



・・・・・



機織り姫は運命の機を織る

世界の運命の機を織る


愛の縦糸と

慈しみの横糸を

幾重にも織重ねてゆく


しかし

人の「情」のもつれが

横糸のもつれとなり

世界は醜く織り成されてゆく

それを丁寧に解きほぐし

美しい織物に変えてゆく



夢の中で織られた織物は

神世の織物

神世で織られたからには

現世(うつしよ)に現れる

しかし人の魂がもつれていては

現れぬ



情けでもつれた横糸を解きほぐし

愛と慈しみの織物に変えてゆく


だから掃除せよ

整えよ

自らの「情け」のもつれを解脱(ほど)けよ



横糸を『凛』と張り

自らの運命を生きよ

縦糸をしっかりと立て

凛と張った横糸を紡げ

美しい運命を織り上げよ


<<自らを戒め 自らを勇気づけ 自らを労わる そうして自らの足で立つ それが【凛】の横糸>>



うら若き機織り姫たちは

世界の運命の機を織り成す