その先にある【愛】を知る




一見恐れを抱くことや不安となるような出来事も

その先にある【愛】を見ることができる

導きとはおよそそのようなものである


恐れや不安を抱くのは

それが【情け】の目で見るからであり

物事をシンプルに見ていけば

そこに神々の【愛】があることに気付く



それは自分の身に起きることのみならず

世界を取り巻く現象すべてが

実は【愛】に満ちている

痛みがあり

恐れがあり

哀しみがあるとも

その先に【愛】がある


それさえ見えれば何も恐れるものはなく

哀しむものもなく

苦しみもなく

痛みもなくなる



明日天地がひっくり返ろうとも

火に焼かれ

水に溺れ

風に吹き飛ばされようと

である



ゆえに

我が身に起きる痛みも苦しみも

道しるべの一つにしか過ぎず

喜びも心地よさも

同じ道しるべの一つである


どちらが善でどちらが悪かは

【情け】が見せる幻であり

真実は

どちらも行きつくところは【愛】である



ではその現れる導べに従い

進むのみ

誠の剣を押し立てて

誠を映す鏡を掲げ

誠輝く御魂を抱き

進むのみ



この世に起こる現象は

全て【愛】へ至る導き

善であろうと悪であろうと

喜びであろうと哀しみであろうと


そこに【愛】が見えなければ

神々の【愛】が見えなければ

迷うばかりなのである



ゆえに

何ものも恐れることなく

眼(まなこ)開きてしかと見よ