善だと思っていたものが
実は善ではなく悪であったり
光とされていたものが
実は闇であったり
【上下逆さまの世】
愛無き情けでねじ曲がり
光を追えば闇に向かい
善を為せば悪を生む
闇に降りれば愛があり
悪の中に光が輝く
善悪混沌した様は
善が悪に見え
悪が善に見える
善とされるものは本当に善であるか?
悪とされるものは本当に悪であるか?
善とは何であるか?
悪とは何であるか?
そもそも間違っているから
行けども行けども極楽見えず
愛無き善は善に非ず
愛ある悪は悪に非ず
しかるに
善の「起こり」も悪の「起こり」も
愛を求め
情けを求め
やむにやまれぬ仕儀ありしもの
ただ過ちありて歪みしものなり
ゆえに神の赦しあり
過ちに善悪非ず
善悪問うべからず
ただ
誠問うべし
愛ある行いであるか否かを問うべし
情けが先立てば愛は曇る
ゆえに行い歪み
道を歪める
愛は峻烈な火である
ゆえに曇りなし
情けは水である
ゆえに曇る
純粋で真っすぐな愛ある言葉と行い
それが誠
その誠こそが
全き善であり光である
表裏のないただ一点
それが誠
理(ことわり)ゆえに曇りなし
理ゆえに表裏なし
理ゆえに歪み無し
善悪しっかり見定めよ
善が悪となり悪が善となっている
醜さを美しいと尊び美しさを醜いとさげすんでいる
闇が光となり光が闇となっている
悪魔が神となり神が悪魔となっている
歪んだ光を真っすぐ正せ
そのために
誠の人となれ
愛を歪める情けの蛇を
断ち切り誠の人となれ
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