【歪(いびつ)】ゆえ【光】となる ゆえに己の【歪】を愛せよ






【歪(いびつ)】ゆえ【光】となる ゆえに己の【歪】を愛せよ


【歪(いびつ)】とはもともと【飯櫃(いいびつ・いびつ)】であり、炊いたご飯を入れる器である【櫃(ひつ)】のこと

それは正確な「円形」ではないから【歪(いびつ)】という『正しく不(あら)ず』という文字になった。


人は誰しも『正確な円形』の形をしていない。

それは【個性】ゆえの形である。

しかしそれを『正しさ』から外れるものとして、いつしか捉えられるようになり、人は自らの【個性】を押さえ込み、『正しい円形』であろうとする。

そして他人の【歪さ】を攻撃し、自らの【歪】を押さえ込んだ『痛み』の憂さを晴らす。

後ろ指をさし、陰口を言い、仲間外れにして己(おのれ)の『痛み』を和らげる


そんな自らの【個性】を押さえ込む「手を離せない」

手を離したら【歪み】が露見して『攻撃』されてしまう・・・


自らが行っていることにより、自らが恐れる。

自分で自分の首を絞めるように・・・・・・・



それでも【歪み】を露わにし続ける

人が自らを押さえ込むその手を離せるように、【歪(いびつ)】の尊さを表し続ける。

『歪(いびつ)は不正に非ず、尊い生命の元を入れる器である』

それを表すことこそ【光】となる。



みんなで一緒に『光をあらわしましょう』と言っているような【光】に非ず

人が【生きる】道しるべとなる【光】

暗闇で迷ったときに遠くからでも見える【火明かり】

それは【情熱の炎】が灯りし【火明かり】




押さえ込んでいる手の下にこそ【情熱】の火種がある

手放すと飛び出し【歪(いびつ)】となるもの


自らの情熱の火を灯し

歪(いびつ)ならぬ飯櫃(いびつ)となれ

生命の宝

生命の糧

それを内包する【いびつ】となれ


情熱の炎を湛えて

闇に浮かぶ【火明かり】となれ