【鬼と神】 酒呑童子に導かれて・・・大江町へ



楠木正成公の導きで【闘戦経】という兵書を知り、そこから【神武】というものの在り方を知った。

さらには【四身四魂(よみしこん)】【直霊(なおひ)】の理を知り

四身に寄り付く【禍霊(まがひ)】【依霊(よりひ)】が明確になり

それらがいかに多いかを目の当たりにした。


力のある霊能者は人の思考を読み取り、記憶の中にあるものまで読み取る者があります。

人の身でそれが出来るのであれば、【禍霊】たる神霊にそれが出来ないわけがなく、さらには「思考のコントロール」ぐらいわけなくやってのける。

私の場合、たまたま姫に「思考のコントロール」をされたり、過去世の人格が思考に入り込んでくるのを経験して【選り分け】がなんとか出来ている状態ではあるが、それでも『やられた!』と思うこともままあります。


ほんの小さな『心の隙間』を突いてくる神霊の【禍霊】たち

どんなに力ある霊能者であっても、他人は見えても自分はなかなか見えないものです。

だから力あるなしに関係なく【禍霊】に依られている人もいます。

力があるゆえに力に依存してしまう・・・・がゆえに依られる。


だから大切なのは四魂を調和させ、自分の心の真ん中、魂、霊を真直ぐに押し立てること。

そこが揺らいでいなければ、【禍霊】【依霊】に邪魔されることはないはずです。



話を戻します。

兵書【闘戦経】を記したのは、古代より代々天皇家の書物を全て管理していた『大江家』の人物です。

現在では有名な兵書である「孫子」「呉子」「六韜」「三略」などが日本に入ってきたとき、それらの兵書の合理的な奥深い洞察に感嘆するとともに、これらの兵書は『日本にはそぐわない。これが世に出れば必ず乱を招く』として、世に出すことなく秘匿していた。

しかし、あるとき「源義家(八幡太郎義家・源氏の氏神)」が『ぜひ孫子を教授してほしい』と言ってきたため、やむなく教授することにしたが、その時に『これも必ず同時に学ぶように』として記した兵書が【闘戦経】である。

兵書であるにもかかわらず【経典】としているところに、大江氏の並々ならぬ思いが伝わってくる。


しかし、時を経てやがて危惧した通り「孫子」のみが独り歩きして、やがて「孫子」は源氏の末裔である【武田家(武田信玄)】の家宝となる。

そして戦乱となっていた。


この【闘戦経】を最も学び忠実に守り通したのが【楠木正成公】である。




そして再び【楠木正成公】の導きにより、京都府福知山市の【大江町】へ向かっている。

ご察しの通り【大江家】ゆかりの場所である。

ここに元伊勢とされる【豊受大神社】と【皇大神社】そして【天岩戸神社】がある。

そしてさらには大江町にある【大江山】には【鬼】が居る。

その【鬼】の象徴としての【酒呑童子】もここである。


【元伊勢】と【鬼】

奇妙な取り合わせではあるが、古代より代々丹後を支配してきた【九鬼家】という家があります。

【九鬼】と書いて【くかみ】と読む。

【鬼】=【神】

それが当たり前となっており、さらには節分には【福は外、鬼は内】と豆まきをする。


そんな【鬼】の町大江町です。




【酒呑童子】の物語を読んでいて、気づいたことがあります。

【酒呑童子】たち【鬼】を退治しに来た「源頼光」ら面々は、奇道、策略をもって酒呑童子を退治したことが、物語から如実に伝わります。

『兵は奇道なり』とは孫子の兵法です。

そして、退治されることになった酒呑童子が最後に言い放った言葉が『鬼に横道なし』という言葉です。

王道を貫き横道のないのが【闘戦経】の神武の理念です。



また、【酒呑童子】の逸話に【安倍晴明】も出てきたりします。

【芦屋道満】と【安倍晴明】にも似ていて「朝敵対悪族」というイメージとなっています。

安倍晴明が出てくるあたり、酒呑童子も【陰陽師】なのでしょう。



どうやら今回の大江町への導きも、過去世の因縁が多く絡んでいそうです。




ちなみに・・・

鬼は「牛」の角を持ち「虎」のパンツを履いています。

ゆえに【牛虎】

【艮(うしとら)の金神】ですね。

九鬼家が代々祀る神は【宇志都羅金神】です。