道ありて愛あり和あり勇ある
道失いては愛は隠れる
愛の根幹は火
情が水である
その火に熱された水が慈愛となる
しかるに水が増えれば心曇るは必定
心曇らせ湿らせ朽ちさせゆく
水増えれば火弱まる
情が増えれば愛が弱まる理
愛は枯渇するに非ず
枯渇するは情である
ゆえに人は渇き情を求め
曇り溺れ流される
愛は火である
流れもせず溺れもせず
【不動】の炎は愛である
情けを祓う炎である
愛は火と水が生み出す澄んだ空気の如きもの
生命の根幹の【気】である
愛なくば和は途切れる
愛無き息苦しさゆえ乱れる
和は輪であり
円環り循環である
巡りが狂いて愛巡らず
情けの水を奪い合う
しかし水は愛に非ず
ゆえに満たされることなし
火が立ち水が巡りて気となる
水を取りすぎれば曇り溺れ流され
水が無くなれば渇き貪る
巡らすは水のみならず
火水が生みし気を巡らす
それが和
【不動】の【迦楼羅炎】の【円環】である
愛が巡る【和】の姿である
和なくせば勇は乱れる
勇が暴となり荒となり乱となる
勇とは創である
創は生み出し形成す力である
ゆえにマ(真)の田の力
田は創造の顕れ
想像が創造となる
その力が勇なり
田は恵み
恵みを生み出す力が勇なり
恵み生み出さぬ力は暴であり荒となる
恵み途絶え乱となる
恵みを生み出す勇
それが【不動】の【羂索】
左手に持ちし縄
勇を乱す暴となる毒をとらえる
勇なくせば道を見失う
情に流され溺れ
恐れに追われ
渇きに欲し
乱となる
道とは首を之(はこぶ・すすむ)と書く
首は髪と目の象形である
髪は神
ゆえに神の目が首
それを運び進めるのが道である
天地創造より変わらぬ理
それが道である
【不動】の【宝剣】
何物も邪魔させず
天に向かって押し立てた【道】である
四魂調和したとき
不動の心得られん
不動明王の姿は
四魂が和した【真人】の姿なり
ゆえに【魔人】の姿であもある
【魔】と【真】は表裏
四魂乱れしとき
【魔】と顕れ
四魂和するとき
【真】と顕る
【魔】を【真】に変える
陰陽和合の理なり
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