【令和】~和を以て貴しと為す




少し前から何故か『聖徳太子』への導きがある。

大阪にある『四天王寺』という聖徳太子ゆかりのお寺へいざなわれたり(まだ行ってませんが)

その他様々な太子の由来を学んでいたり・・・

ちなみに、聖徳太子が残したと言われている『未来記』という【預言書】があると言われている。

実はその予言書を【楠木正成公】が目にしているらしい。

【楠公】が書き残した書にそのことが記されているという。



【和を以て貴しと為す】


聖徳太子が制定した【十七条憲法】【第一条】である。


原文

「一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達者、是以、或不順君父乍違于隣里。然、上和下睦諧於論事則事理自通、何事不成。」




新元号が【令和】と発表され、この元号について賛否両論あるようだ。

おおむね賛成意見のほうが多いのか、それとも声が大きいのか(メディアなど)歓迎ムードのように感じられる。

しかし、反対意見もある。

【令和】の『令』という字が問題だという。

まるで上から下に「命令」するようであり、『和』を「命令」するというのはけしからん・・・ということのようだ。

たしかにそんな印象を受けるかもしれない。



しかしながら・・・・・

【和を以て貴しと為す】この国に、本当の【和】が失われて久しいと思う。

【大いなる和】の国であるはずの【大和】を、もし【神の目】から見たとき・・・

間違いなく【令和】となる。

「いったい何をしているのか!」

そんな声が聞こえてくる。


【和】が自主的に当たり前のようにこの国に根付いているのなら、「【令】などけしからん!」と言えるかもしれないが、【令】の一字にわざわざ食って掛かる心のどこに【和】があるのだろうか?



押しつぶされ、蔑ろにされているからそんな気になるのもやむを得ないかもしれないが、冷静に見ればわかるはずである。

【令和】の言葉は明らかに【神の詔(ミコトノリ)】の魂が感じられるはずである。




戦後、日本が最も破壊されたもの・・・・

それが【和】だと思う。

自国だけでなく他国に対しても【和を以て貴しとなす】日本という国は、世界支配をもくろむ者たちからすれば【目の上のタンコブ】のように邪魔な存在である。

調和し、一致団結して事にあたる【大和】の人々は、実は『いくら押しつぶそうとしてもつぶれない』魂を持っている。


そんな荒ぶる魂が【令】という字に対して火が付くのは当然のこと。

しかし、噛みつく相手が違う。



【令和】を「人の言葉」と取るか、「神の言葉」と取るか・・・・・

たとえそれを決めたのが「人」であったとしても、たとえそれが「悪意」をもって決めたことであったとしても、そこには明らかに【神の意思】が介在して「そこへ導かれた」はずである。


【令和】という言葉がどのように『心に映る』のかで、受け取り方が違うのである。


この言葉を目にし耳にしたとき、自分の心の水面は静かであったか?

【明鏡止水】の心で写し取ったか?

どんな立ち位置、どんな感情で言葉の持つ【言霊】に向き合ったか?



平成とは一と八と十で【平】と書く文字と【成る】という文字である。

一八十成る(いわとなる)と書いて平成である。




【令】とは「神のみことのりを敬って聞く人の姿」の象形文字であるという。

つまり、

神がたった一言【和】と言葉を伝えたのである。




聞くか聞かぬか・・・・・・・


誠あるやなしや・・・・・・・・・・・・


選ぶのは自由である。