人に【四魂(しこん)】あり
【四魂】に【身】あり
【四魂】の身を【四身(よみ)】という
荒魂(あらみたま)宿りし【現身(うつしみ)】
和魂(にぎみたま)宿りし【水身(みみ)】
幸魂(さきみたま)宿りし【霞身(かすみみ)】
奇魂(くしみたま)宿りし【真澄身(ますみみ)】
荒魂・現身の穢れ
争うことは悪
戦うことは悪
衝突することは悪
それは『調和』を欠いて暴力へ繋がるという思い込み
ゆえに自己を隠し、ねじ曲げ、殺してゆくのが『調和』という勘違い
自己を主張することなく
自分の思いを比較して、多数に修正(ねじ曲げ)するという自分への暴力
神から授かりし【荒御霊】を穢れさせ、勇気がかれゆく【気枯れ】なり
和魂・水身の穢れ
主張することは争うことに非ず
自己を立てることは戦うことに非ず
個性が衝突することは悪に非ず
【個】を『主張』することは『我』ではなく、ただ【個】に『固執』することが『我』である
色の違う個と個が彩を成すのが『調和』の理
他者を認めぬのは自己を認めぬ心あり
自己を尊び認める心が他者を尊び認める心である
自己を尊んでいるつもりでも他社を尊べぬのは『尊び』に非ず
それは『我』という穢れし自己愛である
神から授かりし【和魂】を穢れさせ、『調和』を『分断』する【気枯れ】なり
幸魂・霞身の穢れ
愛と情けを取り違え
『情け』を欲しながら『愛』を求めている
ゆえに目の前に無限にある『愛』に気付かず
常に餓え渇き『情』を欲す
『愛』は【火】であり無限に溢れるもの
しかし『情』は【水】である
人の心が『情け』に傾き流れる【水】
ゆえに己に傾かせ『情けの水』を獲んとする
やがて『情』の流れに流され
『溺れる』ことを『満たされる』ことと取り違い
神から授かりし【幸魂】を穢れさせ、『愛』の『火』を消す【気枯れ】なり
奇魂・真澄身の穢れ
智恵が天道を離れ知恵となり
天地の『理』を蔑ろにして『知』を尊ぶ
しかし『理』を尊べぬ『知』は『智』に非ず
ゆえに『恵み』であるはずのものは『巡み』となり
天地無限の理の外で「有限の巡り」を繰り返しながら
消耗するのを待つばかり
それが『恐れ』を生み出し
取り合い、奪い合い、囲い合い
『我』が衝突し、争い、戦い
更に『消耗』し合うこととなる
『理』は『道』なり
天地の理の『道』を外れし『知』
神から授かりし【奇魂】を穢れさせ、無限の【恵】を塞ぎ【恐れ】成す【気枯れ】なり
直霊の穢れ
直霊は神へと繋がる『光の道』
四魂の穢れが心を曇らせ歪ませ
直霊の【光】を遮る
四魂の穢れに右往左往して
自ら光を遮り闇の中、霧の中を歩むがごとし
道に気付く心あり
それが神から万物に与えられし【直霊】
しかし気付いていながら見ぬふりをする
四魂に纏いつきし【穢れ】に負けて
『我』の『蛇』となりし心
地を這う如く右往左往するばかりで
上にも下にも行けぬ
ゆえに『光』届かず
直霊の穢れ
それは『蛇』となりし【四魂・四身】なり
天地を貫く【道】を開け
天に上る【龍】となり
天下る【竜】となり
【直霊】を真っすぐ立てよ
真っすぐな【直霊】は【宮柱】となり
その身が【神の宮】となる
【四魂】を真ん中に治め
【直霊】を真っすぐに立てよ
さすれば
【天の岩戸】は開かれん
禊ぎ祓え給わん
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