十拳の剣(とつかのつるぎ)は人を殺める剣に非ず
柄(つか)が拳(こぶし)十個分
これは大地を切り裂く木の剣
鋤(すき)鍬(くわ)に例えた智慧の剣
大地から万物を生み出す智慧である
土を掘り、耕し『生み出す』ための剣
【創造の剣】である
伊弉諾(いざなぎ)が十拳の剣で殺した【火之迦具土神】
大地にある大元の【火】
その火を智慧の剣で様々な用途を生み出した。
食物を炊く火、金属を生み出す火、寒さを温める火、闇を照らす火・・・
火学(科学)の始まりである。
素戔嗚(スサノオ)が十拳の剣で退治した八頭の大蛇
それがフトマニ
国之常立神(クニノトコダチノカミ)から生まれた八神の【星の神】
それが八ツの頭
それは天から下降する渦
伊弉諾の力
それに呼応して生まれる八ツの力
大地から上昇する渦
伊弉冉(イザナミ)の力
それを智慧の剣で退治(創造)したとき、八頭大蛇から出て来た【天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)】
【草薙之剣(くさなぎのつるぎ))】とも言う。
これは鎌(かま)である。
火学(科学)で生まれし剣
鎌とは【収穫の剣】
【恵みを受け取る剣】である。
天に叢雲満ちるとき
積乱雲が立ち上り
雨と雷をもたらす
雨も雷(神成)も天の恵み
恵みを知らせるのが叢雲
【天叢雲剣】は恵みを受け取る剣である。
草を薙ぐのは収穫である。
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蛭子(ヒルコ)
伊弉諾と伊弉冉の理(ことわり)
それは天地創造の理(ことわり)
伊弉諾は左回りの天から降りる渦
伊弉冉は右回りの大地から昇る渦
伊弉諾の渦に呼応して伊弉冉の渦が【神】を生み出す
しかし、これが逆になると【蛭子(ヒルコ)】を生み出すこととなる。
【我】から生まれしものが【蛭子】となる。
世を見渡せばすでに【蛭子】が世界を埋め尽くしている。
天に帰れない【蛭子】
海に流して【祓い】の中で昇華させてやらねばならないもの。
それが世界に蔓延している。
理(ことわり)はあくまで理であり、そこに天地が通ずる【道】がなければ過ちとなる。
『引き寄せ』という法則(理)に【道】がなければ大量の【蛭子】を生み出す。
ゆえに【蛭子】が世界に蔓延している。
アダムとイブの果実
その【因果】の巡りである
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九頭竜
八頭の大蛇の智慧ではどうにもならない『八方塞がり』になったとき
九つ目の頭が現れる
それは縦に伸びる一方の道
上昇する【龍】であり
下降する【龍】である
天地の道を真っ直ぐ通じる時
九つ目の【竜】が現れ
九つ目の【花】を咲かせる
九頭竜の力
九(木)花咲耶姫(このはなさくやひめ)の力
火中にありて三柱(みはしら)を生みし力
天地を貫く【火】の三柱を生みし力
九頭竜弁財天の力として現れる
【火】は【力】であり【理】であり【道】の【三柱】である
道に沿った理と力
その力が【水】に巡り(循環)を生み出す
【水】だけでは流れるばかり
そこに【火】が加わることで天地を巡る【流れ】となる
天地を巡る流れ
それが【龍】である
【九頭竜】の力が
八頭の大蛇を八頭の【龍】に変える
その【龍】たちの生み出す流れが【蛭子】を天に還す
大浄化
【大祓】の巡りと成る
天(日)から降(甲)り立つのが竜
大地(月)から昇り立つのが龍
天地を巡(恵)る【龍】の力の循環が始まる
【女神】は元来【火】である
されど【火】により【水】を使うとき
【弁財天】と成る
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