アワの唄





三次元という立体の世界に在りながら、人の意識は二次元に彷徨う

立体の世界に在りながら、まるで平面世界を生きるが如くに

紙面の上の右往左往している


右か左か

上か下か

はたまた真ん中か・・・


平面上の思考

二次元の中に囚われた世界




三次元の世界に在りながら、何故平面にしか世界が見えないのか?



それは『片目』で見ているから・・・





『片目の神』

『一つ目の神』が支配する世界

そこに広がる世界は【平面】である


伊邪那岐尊は確かに両目を生み出した

しかしもう片方の目は何処へ行った?




岩戸の中に隠され

岩戸を閉じられた

もう片方の目は

未だピラミッドの石の牢獄に閉じ込められたまま


だから未だ世界は平面のままである






フトマニ図




フトマニでは左回りの渦の目が【ア】

右回りの渦の目が【ワ】

その真ん中に【ウ】の鼻がある


左の渦の目🌀と右の渦の目🌀の間に鼻がある

それは本来左右の渦の重なり

天から降りる渦▽

地から上昇する渦△

その重なるところ

それが素戔嗚の鼻◇


片目では見えないもの

両目でも平面に見ていては見えないもの

渦の重なり🌀◇

それが【岩戸】である





失った【右目】を取り戻せ

隠された【月読命】を取り戻せ


取り戻した【月】に日の光を満面に受けて

月が【真円の満月】となる時

【岩戸】は開かれる



魂の光を真っ直ぐ心に受けねば【満月】とはならない

渦の目がブレていては【月】は欠ける


ただただ真っ直ぐに降り注ぐ【神の光】を

静寂な心の水面の【水鏡】に真っ直ぐに映したとき

陰陽和合は成り☯

黄泉の狭間を切り裂き

剣◇は現れるなり・・・・



【身魂磨き】とは【神】の光を映す【心の鏡】を歪みなく磨くこと

歪みあれば歪んで映る

魂の光は歪み

神の光も歪む


歪めるもの・・・

それが【我】である



【身魂を磨く】とは

【六根清浄】なり





歪みなく磨かれた【鏡】

陰陽の【珠】

黄泉の【剣】


そして【神人和合】成る





音の響き

【アワ】の響き

【ア】が【ワ】へ向かうとき

間に【ウ】の響きが生まれる

【ア】と【ワ】の響きの重なり

【ウ】の響き

それが『渦の目』の重なりである