そもそも映画やテレビはプロパガンダ装置である。
戦時中の映画は常に自国のプロパガンダで埋め尽くされる。
それはテレビも同じ。
そもそも日本のテレビの始まりは、戦後、アメリカ統治下でCIAの工作員『ポダム』の名を持つ『正力松太郎氏』が日本テレビを創設したのが始まりである。
そのテレビの電波塔たる『東京タワー』はアメリカ統治とプロパガンダの象徴である。
そんなテレビが『嘘の報道ばかり』とわかっていながら、『手放せない』のである。
多くの現代人がテレビを手放すことに『不安』を感じ『恐れ』を感じる。
そして言い訳のようにテレビの『メリット』を語りだす。
駄目だと言いながら『でも・・・・・』なのである。
これはアルコール中毒者や麻薬中毒者と同じ。
なんら変わりない。
テレビという『麻薬』に中毒となっているわけである。
そしてそれはネット映像(Youtube)などでも同じである。
確かにそこには真実の情報もある。
だが、『真実だからプロパガンダではない』・・・・とはならない。
真実や事実を巧みに利用して誘導するのがプロパガンダというものである。
そもそも『詐欺師』は嘘ばかり語るわけではない。
事実や真実が8割9割である。
その中にほんの少しの『嘘』や『誘導』という『スパイス』を加えるだけである。
情報が『真実』だからといって、その先にある道が『正しい』とはならないのである。
テレビやネットの社会となり、あふれる『情報の海』に呑まれて、情報に対する『免疫不全状態』にあるのが今の世界である。
情報を正しく『処理』出来ない。
自分にとって必要な情報というものは限られている。
しかし、多くの人は情報接種しすぎて免疫不全を起こしている状態である。
処理機能が追い付かず、情報処理が詰まりや滞りを起こし、様々な症状を発症している。
それでも人は『引き算』が出来ず、『もっと栄養を摂取しなければ・・・』という意識と同様、情報を正すために更なる『正しい情報』を求めようとする。
わたしは一人暮らしであるが、テレビが無くとも何ら困らない。
豊か過ぎる時間の中にあると思える。
それが、家族が居るなら尚更テレビなど必要無いはずである。
もっともっと豊かな時間が過ごせるはずなのだが・・・・いかんせん『中毒』であるから手放せないだろう。
無くてもさして弊害がないものを『なければ困る』と思うのは、すでに中毒症状と心得たほうがいい。
このテレビやネットの『情報中毒』でゾンビ化した世界。
本当の豊かさを忘れ『麻薬中毒』となり、麻薬を手放せない世界。
栄養過多から免疫を取り戻すのは『断食』や『ファスティング』である。
情報も同じ。
捨てられるものだけが免疫を取り戻せるだろう。
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