伊邪那岐大神の閉じたる
千引の岩戸開きなば
那岐神の世(この世)と那美神の世(黄泉)が
巡り合わさり天地が返る
霊(ひ)と身(み)の天地が入れ替わる
身(み)の理(ことわり)で 霊(ひ)が隠れ
御霊(みたま)の理(ことわり)失いた世は
岩戸開かば那岐那美交わり
火水(霊身)の理(ことわり)現れる
この世とあの世は鏡の如し
この世の上は あの世の下なり
岩戸開けて天地グレン
黄泉が『御代(みよ)』と現れ出でて
霊身一致に天地が返る
身体は霊の『依り代』なると
御霊に御身が引っ張られ
火水(かみ)の理(ことわり)整いて
撞(ミロク)の御代と現れる
すでに『呪い』は解けたりて
岩戸開けて夜は明けて
御霊が表に現れて
隠しも為らず逃げるも為らず
やがて
この世と黄泉が結ばれて
誠の富士の姿現れ
御霊に御身が引き寄せられて
誠の人の姿と相成る
あの世に投げた『業』は返りて
『業』の渦に巻かれなん
あの世はこの世 この世はあの世
重なり結ばれ隔てる岩無し
心がそのまま身体と現る
霊身一致のイワトアケ
思いが身となる『三蜜』の御代
ゆえに御魂を磨けと導く
十種の御寶 太祝詞(ふとのりと)
一二三四五六七八九十
十九八七六五四三二一
天の岩戸を押し開く
大祓いの二十(ふと)祝詞
『黄泉(よみ)』と『現世(うつしよ)』グレンと返り
あるべく姿の『御代』となり
神人栄える『御代』となる
ゆえに掃除洗濯の 大祓いが始まりし
何が上で何が下か
わからず迷いて大騒ぎ
何度言いてもわからぬは
情けに巻かれているからぞ
神が人なり
人が神なり
神人和合の御代となる
大祓いの始まりである
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