方舟の詩




セムになろうとせっせとせっせと

種を集めて方舟気取り

我良し御魂の幽界(がいこく)御魂

大和の国を方舟にせんと

乗組員を追い出せり



カタチばかりを倣えども

セムの心に程遠し



重き御魂の方舟は

グレンと返りてかちかち山

罪の重さで沈みゆく

泥の船とはつゆ知らず

かちかち鳥の歌を聴き

鼻高天狗極まれり




かちかち山の白兎

因幡で剥がれた白兎

卯(うさぎ)の年の五六七年

ゝ(神)結ばれて卵(玉子)が孵(かえ)り

新たな卯(王子)と生まれ鳴り成る


生まれたばかりの若王子

皇御子たる白卯(うさぎ・王子)

天照国照大国主なる