日本解体 ~軒猿その拾六




種苗法の議論などいくらしたところで無駄である。
いくら法整備を整えたところで、日本国内の法律をどうして他国で守られると思えるのか?

日本人の単なる『お人よし精神』で考えれば、法があるから大丈夫と思えるのであろう。

しかし、竹島を『実行支配』する国や、尖閣領有を平気で主張する他国が、日本の国内法などおとなしく守るわけは無いのである。

『種を守るため』の種苗法は、実質、日本人の首しか締まらない。



そもそも日本人とて同じである。

法律を100%守っているなどというたいそうな人間がどれだけいるのか?

法を守るというのは建前で在り、実際は『見つかったときの罰則を恐れている』だけである。

その『恐れ』が無ければ、いとも簡単に法など人は破る。



そんな『法』を『作る側』や『執行する側』の人間は、『見つかったときの罰則を恐れる心配』が一般人より圧倒的に低いのである。




私は元々探偵である。

法の『境界』で生き『境界』というものを長年見てきている。

そのグレーな境界線の外側に、どんな人間がいるかもよく知っている。

本来『壁』であるはずの『法』をいかにグレーゾーンにして出入りしていることか・・・・


『法』が有効なのは『恐れるもの』のみである。



それでもお人よしに法を守ろうとする日本人は、大和魂の誇りである。




だが残念なことに、「法の境界と人の道の境界」は同じではない。

昨今、ますます乖離している。

法を大事にしすぎて『人の道』が蔑ろになっているのである。

それほど人は『恐れ』が強い。




世界は中国共産党のように『強権』へと急速に傾いている。

アメリカを見ればよくわかるであろう。

すでに法を無視した実行支配を始めている。

ばれてもお構いなしである。


我が国日本は『まさかそんなことあるわけがない』という希望的観測のもとで、すでにそうなってしまっている。



ひとつひとつ・・・

日本の伝統であったり、文化であったり・・・・

様々な『過去から続いてきたもの』が壊されて行っている。


『日本解体』である。


その先に、最終的に待ち受けているものは?

おそらくGHQさえ成し得なかった『天皇家』へと及んでいくだろう。

日本が『日本』と言える最後の砦・・・

そこには、もうすでに触手は伸びて絡まっている。




守るべきものは何なのか?

などという綺麗ごとは捨ててしまえばいい。

自分が本当に守りたいものは何なのか?

それが大事なのである。



それが定まっている人は揺るぎない。


その『絶対に譲れない尊いもの』だけは絶対に手放してはいけない。

しかし『握りしめても』いけない。

難しいところである。

だから『合気』の道なのである。


握らず

抗えど争わず

されど譲らない


同じ力なら抵抗すればいい。

しかし大きな力に小さな力で立ち向かうには、『抗えど争わず』である。




法律などコロコロと変わっていくものである。

ゆえにまた変えればいい。

しかし、実効支配を許してしまえば、取り戻すのは大ごとである。





思えば『大難を小難に』するというフィールドワークは、すでに30年も前からやっていた。

壊れ行く『人事』を変えようとしていた20代。

政治から変えられるかと思い行動していた30代。

変わらないことを知り手放した40代。


しかし再び『やれ』と戻された。



何をするのかははっきりとはわからない。

導きに従うのみである。

だが、過去を思い返せば常に『導き』があったことがわかる。

それは『天の出来事』をなぞるが如きもの。

さればこれからも同じでいいのだろう。




『導き』に囚われて『神』を見失えば、その『導き』は『誠』ではなく『魔言』となる。

大切なのは『神』を自分の中に出すこと。

それは『揺るがない誠』を出すこと。

そしてそれは『譲れない尊きもの』を知ること。


その『尊きもの』を決して

譲らず

歪めず

隠さず

自分の中心に据えて生きることである。



その『尊きもの』の光は魔を寄せ付けず

光の柱の道しるべとなる。


それを守り抜ければ

八岐大蛇に呑まれようとも

素佐鳴大神の手に抱かれ

最後には天照大神のもとへ還る



遠い過去から何度も何度も繰り返される螺旋の円環

その中で螺旋階段を上ってゆくのか降りてゆくのかは

心次第である。




地つ巻ー第六帖      
神の国八つ裂ざきと申してあること いよいよ近づいたぞ
八つの国一つになって神の国に攻めて来るぞ
目覚めたらその日の生命お預かりしたのだぞ
神の肉体、神の生命 大切せよ
神の国は神の力でないと治まったことないぞ、 神第一ぞ、
いつまでも仏や基(キリスト)や色々なものにこだわっているのぞ
出雲の神様 大切に有り難くお祀りせよ、 尊い神様ぞ
天つ神、国つ神、みなの神々様に御礼申せよ、 まつろいて下されよ
結構な恐い世となって来たぞ、 上下グレンぞ 




他人が人の心に手を出すことは出来ないのである。

恐れることは無い。

すべては

心次第である。




黄金の巻ー第五十四帖
目的よくても実行の時に悪い念入ると悪魔に魅み入られるぞ  心せよ
雨、風、岩、いよいよ荒れの時節じゃ
世界に何とも言われんことが、 病もわからん病がはげしくなるぞ
食うべきものでない悪食うて生きねばならん時来るぞ
悪を消化する胃袋、早うせねば間に合わん
梅干し大切心の
五十二才 二(つき)の世の始
五十六才七ヶ月 みろくの世