出雲の道





『出雲』とは『道』なり

『道』は『実智(みち)』

『実(じつ)』を選び進む『智慧(ちえ)』

その『道の始まり』が『出雲』なり


『出雲』とは『豊雲野神』の『智慧』の『道』

『雲』が『出づる』べくして『出づる』『道』

『出づる雲』

これ『実(じつ)』の始めなり


国常立神の『火(ひ)』が

豊雲野神の『水(み)』と現れて

天地カタチ成す


ゆえに『出雲』の『道』には『火水』の結び在り

『火水』結びて『神』成る


『出雲』の『道』はこの世の『実』の『道』

国常立神の『厳の真柱』に

豊雲野神の『瑞の日月柱』結ばれて

神世と和す『実(じつ)の道』


『実(じつ)の道』は『実(みのり)の道』

『実(じつ)の智慧』は『実(みのり)の智慧』

『実(みのり)』こそ『神』の『弥栄』の理(ことわり)

ゆえに『実(みのり)』『豊(ゆたか)』と云ふ


『野』とは『世界』

この世のみならぬ『三千世界』

『三千世界』に渟(た)まりし『雲』が

『三千世界』の『実相』なり


世界のすべての『実相』

『豊雲野神』なり


自然(じねん)豊かに実りゆくが誠の道

神が弥栄えする理(ことわり)

世界が弥栄えする理(ことわり)

それが『出雲』という『ヤマト道』




『弥栄』途絶えて三千年

道は曲がりて枯れ栄え

神から離れて豊かさ失い

『弥栄え』沸き立つ『出雲』は在らじ



『八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を』



八栄え生む『雲』 『籠』の鳥

✡(カゴメ)に囚われ八重垣の中

国常立の妻神は

籠に囚われた『出雲道』なり